2月にお仕事で浜松へ行きました。
浜松駅に降り立って、改札を出たところで
駅前の地図を見て、
辺りをぐるりと見渡して
いつものように母に電話をしようとしました。
一瞬のことですが
そこで、母がもうこの世にいないことを
思い出し、
涙がこぼれました。
どこか遠くへ出かけた時、母に電話をすると、
『まあ、そんな遠くにいるの!』
といつも大げさに驚くのが面白く。
そしてそこにいる臨場感を伝えるのが楽しく。
お土産を買って帰る張り合いがありました。
お土産屋さんを見ていても、買って帰る相手がいないと淋しいです。
母が亡くなって、
母が一人で住んでいた実家へ最近引越しました。
このマンションには、同級生の家も数軒あります。
その中に、小さい頃から可愛がってくれている
おばちゃんがいます。
同級生のK子は、2年前、天国へ旅立ちました。
甘党のおばちゃんは、私の旅のお土産を
とても喜んでくれるので
時々買って帰ります。
少しだけ、K子の代わりができるかもしれません。